Marginal Records
KEIHINインタビュー
- 2012-05-15 (火)
- 未分類
「簡単に女の子が一番多い会社とか、楽しそうじゃないですか」
「もし交戦行動になったら、自衛隊が初めて、戦後初めて武力行使をするっていうような状況で」
「化学薬品をダイレクトに嗅いだ時の香りがするんですよ。あれ、一番トビますよ!忘れらんない」
「社会に復帰するための更生施設じゃないですけど、皆ほんとそれぞれ抱えてて。でもそれでDJやることによって浄化されていくというか、凄い満たされるいく感があって」
KEIHINインタビュー(以下:K)
インタビュアー:TUTTLE(以下:T)
テープ起こし:BIGINNER
T:DJは何時ぐらいからやってるの?
K:15~16年前ですね。ちゃんとやり始めたのはそれくらいですね。
T:始め、小松(CMT)と移動式のやってたんやね。
K:あぁそうですね、「DOEL」。
T:それサウンドシステム持ってたの?
K:持ってましたね。
T:中にレゲエのクルーとか絡んでみたいな?
K:そうですね。ガクさんっていう「カワモトオーディオ」って、やってる人がいまして。元デザートストーム。MOOCHYとかと昔一緒にやってた。あの人のとこにちらちら行ったりして。じゃあ俺らもやろうってなって。
T:なるほど。
K:そのサウンドシステムがあって、代々木公園とかで、外でてやるっていうのがおもしれえなって、やってたんですけど。
T:10代の頃、元々の音楽的ルーツは?
K:なんだろなあ。ロックというかパンクとかなんか好きでしたね。
そうですね、そういう音楽がなんか好きみたいな。
T:ダンスミュージックはどこから?
K:ダンスミュージックは、KLFとか流行った頃あったじゃないですか。その頃から好きになって。そうすると、ちょうどUKの音楽が凄いおもしろくて。パンク好きだったから、その辺のルーツ辿るとクラッシュとかニューウェーヴとかがあって。なんかそっからの結びつきというか精神的な結びつきもあるじゃないですか。UKの音楽の流れみたいな。
T:若い時のウェザーオールとかね。
K:そうですね、その辺がパーンと入ってきて。そっからですね。
それでちょうどテクノとかが流行って。なるほどって。
T:最初どの辺のテクノ聴いてた?例えば。KLF以外で。やっぱ初期のブリープとかWARP?
K:WARPとかは聴いてましたね。ちょうどARTIFICIAL INTELLIGENCEが出てて。
T:それはもっと後の93年くらいやね。
K:そうですね、その頃にわりと自覚的に聴き始めた感じですね。なんか頭良さそうでいいじゃないですか(笑)そういうのが一番ビビッときたというか。やっぱそういうインテリに憧れるみたいなのあるじゃないですか。
T:へえ~。あったんだ。
K:それとパンクっぽいのと結びついて、こんなイイものないなって。
T:(笑)けどプレイずっと聴いてるけど、ハードミニマルとかあのへんはどこから?
K:もうちょい後ですね。そうこうしているうちにハードミニマルみたいの流行ってきて。それが結構一番しっくりきたというか。
一番最初好きなったというかショックを受けたのがスターリン(THE STALIN)なんですよ。
T:「虫」とか。
K:怖いじゃないですか。なんだこれはみたいな。そういうのと、ハードミニマルとが。ああいうドロッとした世界観みたいな。
T:はあ、そうとるか。ケイヒン世代のミニマルの人でパンク・ニューウェーヴを聴いてた人は全体として少ないやろね。
K:とにかくスターリンがショックで、しばらく夢に出てきたりとかして。見た目も怖いじゃないですか。豚の臓物とか頭とか投げたりして。そういうの中学生的にはショッキングなとこあるじゃないですか。それと疾走感のあるというか。その辺が凄い好きになったんですよね。
正直セックスピストルズってショッキングな名前ですけど、そんなに音楽的には思い入れがなくて。あとから聴いたら凄いってのは色々あったんですけど。
T:90年代はインテリジェンステクノから、ハード・ミニマルというかミニマルの流れにフィットしたと。
K:そうですね。
T:その時がいくつくらい?ずっと横浜やんね?
K:そうですね。19とかそんくらいですね。
T:そうか、若いな~。
K:ただDJとかなんとかは考えてなかったですけどね。好きで色々聴いてて。
T:横浜やからリーゼントやったりした?
K:そこまでは(笑)
T:でもCMTが初めて会った時、リーゼントでスカジャンやったって。
K:リーゼントって(笑)たまたま、たまたまその時だけですよ。あれはちょうど俺頭おかしくなっちゃって、しばらくそういうリハビリみたいなのしてるとき。
T:つまり変身か。
K:まず最初に自衛隊に入って。
T:自衛隊はいくつで入ったの?
K:20歳ですね。高校出て一年就職して。そっから。
T:そこをゆっくり語っていこう。
K:そうですね。一年勤めて。元々自衛隊入りたかったんですけど。親が一年ちゃんとした仕事してくれっていうふうに言ってて。あんましたくなかったんですけど。当時バブルが全盛期で。なんていうんですか買い手市場っていうんですか、とにかく求人票も分厚くてみたいな。簡単に女の子が一番多い会社とか、楽しそうじゃないですか。そうい非常にいい加減な動機で(笑)
迷ったりしたんですけど女の人が主導権を握るってのがどうも。じゃあ自衛隊行けばそういうのはないなって(笑)。
T:それ動機?
K:行きたいってのはそんなになかったんですけど。高校の頃とか学校行かないで盛り場とかプラプラしてると。変な人に声かけられて。補導かなって思ったら、実はこういうもので自衛隊の‥とかって。面白半分にみんなで行ったらおもしれえのかなとかなんとか話してて。
T:それは、例えば僕らの世代やったら、自衛隊行くのって、ちょっと下手打って借金抱えてとか。マグロ漁船乗るような感覚でシノギで行くのが多かったけど。俺らの世代はね。そういうのじゃないんやね?
K:(笑)ていうわけではないんですね。色んな事情が絡んではいるけど。近所の解体屋の社長が気に入ってくれてて。うちの親父が高校3年の時に死んだんですけど、そん時にお前免許に取りに行けってポーンとお金をくれたりして。これでじゃあ俺もがんばって免許取りますなんて言ってたんですけど。
最初の一回目教習所行って。その後もう遊んじゃって。もういいやって思って。そのお金全部使っちゃったんです(笑)
T:(苦笑)
K:さすがに俺もちょっとまずいなってずっと引っかかっていて。「お前免許どうなんだ?」って言われても、「あぁ、あい」みたいな、濁したりして。
でも自衛隊入ればタダで免許取れんなとかそういうのがあったりして。さっき言った会社の事とか。色んな要素が交じって。
T:で行っちゃったと。
K:そうですね。おもしろかったですけどね。
T:何年おった?
K:4年ですね。1任期2年で。それが2回。
T:その自衛隊、その時代の日本に何があった時とか、重なってくると思うけど語ってもらいましょう。
K:俺が入った当時がひどかったんすよ。1995年なんですけど。ちょうど中隊配属されて。
いきなり神戸の地震と。あとオウム真理教の。あれがすごかったですね。ほんとに半端じゃなかったですね。最初、神戸の震災で。
T:行った?
K:いや、俺は最後の組みで、最後の最後で結局行かなくなったんすけど。一回目行った人とかもう。とにかく皆さんもうあたるところがないから。めちゃくちゃ言われて。ひどかったらしいですけどね。最初行った人はもう2度と行きたくないみたいな話だったんですけど。ドンドン回を重ねる毎に、皆さん理解がしっかりされて。最終的には感謝状みたいのもらったりとか。とにかく最初の人は大変だったみたいですね。
あとオウム真理教の時が。
T:凄いね。
K:もう半端じゃなかったですね。公表みたいなのはされてないですけど、あれ最後、結局サティアンに入って麻原彰晃とか出てきたじゃないですか。
あれ本当はあのままもし交戦行動になったら、自衛隊が初めて、戦後初めて武力行使をするっていうような状況で。だから俺らも3ヶ月くらい出れなくて。
T:訓練されてたの?
K:訓練してましたね。実弾配備されて。もうほんとにサティアンに突入した時は俺らもヘリに乗ってすぐに出れるような状態になってたんです。
T:ちょうど重なったわけやね。どんな訓練するの?それに向けて。
K:神経ガスの訓練が一番。何秒で防護服着てみたいな。防護服を何十秒で着るってのをひたすらやらされて。
いやぁ。あん時はもうテンション上がって。
T:それはどんなテンション‥?怖いで、ガス使うし。
K:そういう教育はしっかり受けてて。本当に怖いのは何ヶ月も外出できないわけですよ、そうするとストレスとか溜まってくるじゃないですか。それがうまい具合にそっちに向けられてるなあって。
T:なるほど。いわゆる洗脳というか。そういうことやね。
K:完全そうですね、後々気づいてこれ怖えなって。
T:殺人マシーンにするわけね。
K:いやあもうそうですね。ストレスをドンドン与えて、そっちの方向にもっていくていうのが。あぁなるほど、軍隊ってこういうとこなんだなって。ちょっとやっぱ怖かったですね。
まあ、当時最後はそれでスルって出てきたんで何事もなく。鍋行って、結局ソープランド行って終了ですけどね。
T:(笑)自衛隊自体の訓練とかって色々やった?あの富士の裾野とか。
K:しょっちゅう行きました。1ヶ月に一回くらい演習があるんですけど、それが凄いつらくて。30キロくらい行軍。背嚢(はいのう)背負って銃持って。で、歩くんですよ。歩くっていうと別に大したことないような感じがするんですけど、背嚢担いで小銃持って。で、30キロ歩く。相当つらいですよ。やってみたらわかるんですけど。
で、それで終わりじゃない。そっから要するに仕事が開始ってことで。一週間くらいずっと山に居て。穴掘ったりとか。もう全然寝れない。靴は半チョーク履いてるんですけど、靴を脱ぐ間もないんですよ。とにかくそんな間があったらすぐ横になって寝たいみたいな。戦車の下で寝たりとか。
T:うわあ。
K:暖かいんですよね(笑)まあほんとひどかったですね。泥水に浸かりながら寝たりとか。
T:そこまでやらなあかんの。
K:なんかやっちゃうんですよ。自然と面倒くさくなって。で一週間、演習が終わるまで。
T:風呂も入ってないんよね、もちろん。
K:風呂入ってないですね。それで最後東富士に行ってみんな風呂に入るんですけど。その時半チョーク脱いだ時の匂いが‥(笑)全然違うんですよレベルが。ちょっと酸っぱいとかそんなんじゃなくて。化学薬品をダイレクトに嗅いだ時の香りがするんですよ。あれ、一番トビますよ!忘れられないっすよ。
T:(笑)
K:ほんと、うわっ、これやばい!っていう。楽しかったすけど。ほんとに絶対辞めてやるって思うんですよそん時は。もうやってる最中はこんなの、もう帰ったら辞めよって思うんですけど。帰ったら帰ったで、結構休みもらえるんですよ。代休とかついてて。5日くらい休みもらえたりして。給料もバンって入ったりとか。
そうすると僕ら東武東上線なんで、池袋がメインステーションで。池袋に行って、やっぱりソープランド行ったりとかして、焼肉食べたりすると、いやあいいもんだなって(笑)なかなか辞めないという。
T:(笑)で、4年おった。
K:4年いましたね。
T:昔一緒にやってたアリっていうスクラッチやってたのがいるんやけど。それも行って。空挺部隊かなんかで今はお偉いさんなってるわ。
K:僕ら普通科ってとこだったんですけど。空挺の部隊はもう僕らの比じゃないですね。一番つらいとこですね。本気でガチになってる人じゃないと行かないですね。
T:ケイヒン、じゃあその4年で辞めたのは?
K:最初1任期で辞めようって思ったんですよ。免許取れたら辞めよかなって。運良く1任期目で取れたんですけど、なんか居心地良くなっちゃって、結構いたんですけど。
中にいる間でも外出は結構できるんで。それで新宿とかいってトランスのパーティーとか行って色んなこと覚えちゃってみたいな。
T:なるほど。
K:こういうこといったらあれだけど、やっぱり中にちょっと悪い人とかいっぱいいて。で色んなことがあったりして。まあそういう悪い先輩から悪い遊びを教わるみたいな感じで。
うわぁ、なるほどテクノってこういう聴き方があるんだって(笑)
T:で、4年経ってやっぱちゃんと。
K:そうですね。出て、普通の一般の仕事みたいなのやったりするんですけど。中にいる時もDJとかやったりしてたんですけど。娯楽室っていうとこがあって自衛隊に。サウンドシステム程じゃないんですけど、ちょっとしたスピーカーとかを置かしてもらって、でターンテーブル置いて。
T:そんなことできるの。
K:やったりとかしてたんですよね。まあ好きな人が適当に来て色々やったり。レゲエをやってる人がなんかそんなのかけたりして。
T:レゲエで。ラスタで自衛隊やったら傑作やんそれ(笑)
K:まあいい加減なラスタですよね(笑)でそういうのがあって、中の人が企画して外で、新宿でパーティーやったりとかして。
T:そうなん。わりとひばんの日はラフなんやね、自衛隊って。
K:まあそうですね、中隊に配属されちゃうともう仕事は仕事、遊びは遊びってキッチリ分けてやるんで。だからそういうので外でパーティーやったりもしましたけどね。
T:へ~そうなんだ。
K:そこらへんからやっぱDJが面白いっていうのでハマり始めて。で、外で仕事してる時も、ちゃんと仕事してたんですけど。まあちょっとその時期にクラブの悪い部分みたいなのにハマっちゃって。色んなことがあったというか。
やっぱそれですよね。それで完全に頭おかしくなっちゃって。
T:う~ん、けど元々ちょっとおかしいんとちゃうか。(笑)
K:おかしいのはおかしいですけど(笑)
自分の解決してない部分とか顕著に出るじゃないですか。その辺がうまい具合にいかなくて。結局自分は何がやりたいんだってよくわからなくなったりして。で、その付き合ってた女の子と地獄みたいな生活を。
ちょっとメンヘラというかそういう子で。その頃の記憶がすっごい途切れ途切れなんですけど。ほんとに地獄のような生活で。俺にも絶対問題はあったなって今になると思うけど。
T:その時、俺、ケイヒンと知り会ってる?
K:全然前、もっと前で小松とかと会うもっと前です。で色々あって完全に頭おかしくなって、もう無理だって実家に一回帰って。3ヶ月くらい天井の木目見たりとか。なんの心もない状態でファイナルファンタジーやったりとかして。
T:うぁぁ。あのお母ちゃんにえらい苦労かけてんねんなぁ。
K:でもあの人ああいうタイプだから、イイヨ、イイヨ、じゃあ寝ときって感じで。
外に出て勤め始めた頃、ちゃんとDJやんないとって、阿佐ヶ谷のクラブ・ベースっていう凄いちっちゃいクラブなんですけど、そこにテープを持っていって。やらせてくださいって言ったらなんか凄い変な人が、変な人って言ったらまずいな。俺のDJの師匠みたいな人紹介されて。そこで初めてレギュラーのパーティーみたいなのをやらせてもらえて。
T:うん。
K:クラブ・ベースでやってるとこで色んなやつと知りあったりして。それが「DOEL」をやる最初のきっかけというか。で俺が頭おかしくなっちゃって実家帰ってたら、その頃の友達らが一緒にやろうよって声かけてくれて。それで少しずつ代々木公園とかにサウンドシステム出してやり始めたら、凄くいいリハビリになったんですね。あれでようやくほんとのDJの楽しさというか。
T:その時がいくつくらいなの?
K:26~7ですね。
T:凄い瀬戸際やったんやね、それは。
K:いやぁあれはほんとぎりぎりですね。それがいいリハビリ感覚になって。その頃にちょうど、CMTとか一緒にやってるPEACHBOYとか、あとヒラタくん、MUTRONていうピコピコテクノやってる。
なんかその頃あれは、社会に復帰するための更生施設じゃないですけど、皆ほんとそれぞれ抱えてて。でもそれでDJやることによって浄化されていくというか、凄い満たされるいく感があって。
それからはずっとひたすらいい方向にしか来なかったですね。いいのか悪いのかわかんないですけど少なくとも精神衛生上は非常に良くて。そこからはもう忠実にやってきましたね。
T:けどこうやって聞いてると、けっこう饒舌でよくしゃべるやん。結構常識人やんね。ケイヒンて。
K:どうなんですかね。
T:そこが不思議なんやけど。あっお父さんってなんだっけ?
K:親父、日本舞踊の先生やってたんですよね。親父に対して結構色々あるんですけどね。
T:それ、日本舞踊の先生って近所でやってはったの?
K:家でやってました。
T:それを子供の時から見てたんだ。それって自衛隊員よりもっと経験することあると思うんけど、どんな感じ?自分の親が日本舞踊の先生って。
K:見てましたね。でもやっぱりなんでもそうなんですけど、日本舞踊も突き詰めるとハードコアなとこやっぱあるじゃないですか。そういう意味で近所の友達とか言ったりすんですけど、オドリオドリって。でもそんなん気にならないくらい凄いなって、尊敬してましたね。ずっと夜中も一人で手の動き1つをずっとやってたりして。
それを見てるもんだからどうしてもストイックなものに対して。
T:なるほど。ケイヒンのDJって、なんか寿司握ってるみたいに見えるのもそう影響か。そやけど実は日舞か。
K:登山とかもやる人だったから、1つのことに対して物凄い集中するってのを見せられて、それがこう人間として正しい道なんじゃないかって。変な勘違いとかもあるんですけど。
T:余計にね。
K:普段も怖くて。踊り教わってるんですけど。子供の会とかでもみんな可愛い可愛いっていってくれるんで。親父もそういうのがあって教えてくれてたんですけど。もう、怖かったですね。ほんとのスパルタですね。ぶん投げられたりとか、出来なかったらぶたれるわ。ほんとのスパルタ教育の人で。
T:そうか、ほんなら完全に自分の跡を継がそうと思ってやられとったわけだ。
K:う~ん。それはやってほしいなとは思ったけど一言も言わなかったですね結局。ほんとに厳しい人だったからそれに対しての反発も物凄いあって。ただ子供だから全然できないじゃないですか。それは非常につらいというか。でも高校の頃に親父が倒れて、脳の。あれが初めて普通に話せてたというか。
T:うんうん。
K:うちの親父はそういう人だから、ちょっと複雑で。だからどう接していいかわからないみたいな。でもついついやってしまったり。でもそれが普通の虐待ってわけではなくて。どうしたらいいかわからないといった、ほんとに愛してんだ、愛されてんだなってのはやっぱり伝わってたから。で、一回倒れてからはもう普通に話せて。自分の弱いとことかをガンガン出してきて。あの最後の親父が死ぬまで、倒れたおかげでしゃべれたなあって。それまで怖いし、もう憎む対象でしかないって感じだったんですけど。あの一年くらいが、なんだろう、ほんとに感謝ですね。
T:そういうところの出やったんやなあ。複雑というかかなり変わった。
K:まあどこの家庭でも。
T:色々あるんやろうけど。ケイヒンとちゃんとしゃべるまでは、横浜やんか、で小松とか最初会ったらリーゼントやったとか。絵に書いたような横浜のロカかと思って(笑)でなんでミニマルやねんって。
K:まあ高校はヤンキーちっくなとこありましたね。やっぱ音楽も好きだったんですけど、みんな頭悪いから聴く音楽とかもバカなんですよね。そういうのはちょっとダサいなって思ってたんですよ。
T:そういう風になるよね。
K:バカ学校だから音楽好きなやつってメタルしか好きじゃないないんですよ。なんかそれもダサいなって思って。
T:まだメタルとかマシちゃう?
K:いやあ大概ひどいすよ。
ヤンキーの友達は尾崎豊とかボーイとか好きで。ダセぇなって。いいのはいいんですけどね。こっちはスターリンとか好きだからそういうのがおもしろいなって。
T:まあ元々尖ってたと。話を戻して、ハードミニマルで何が好き?サージョン(SURGEON)?
K:サージョンが一番好きですね。
T:サージョンのあの鋭角的なとこ?
K:初期の頃はそういうので惹かれてた感じなんですけど。ジェフミルズのああいう感じとか。サージョンの凄さってその後だと思うんですよね。サージョンってハードミニマルの人みたいに括られるじゃないですか。けどUKの音楽がでかいと思うんすよね。あのブレイクビーツ感というか、あの人はさらにそれを進化させたところがあるじゃないですか勝手に一人で。誰もいないけど。今ダブステップのやつがそれに気づいて、こう再評価したりとかしてますけど。
T:うん、そうそう。
K:そういうとこが好きだったんです。自分はパンク好きだった、UKの音楽が好きだったっていうとこにスパンと入ってきて。おもしろかったですね。ハードっていう高揚感もでかいですけどね。
T:サージョン特徴的やね、とりあえずカミソリみたいな感じね。ルーク・スレイター(LUKE SLATER)はどう?
K:ルーク・スレイター大好きですね。大好きですけど。やっぱサージョンは全然違いますね。今またあのベルグハイン・ミニマルみたいな流行って。昔のテクノの人とかでてきてるじゃないですか。それともサージョン全然違うんですよね。
みんな一瞬やめて、やめてというか今のブームに乗ってきてるじゃないですか、まあ言い方悪いですけど。最高なんですけどね今のも。でもサージョンずっと一人で、ずっと一人でやってきてんの。そこは凄いなと思って。すごい勇気づけられたというか。
T:しかもUKやしね。あの一年一年変わっていくとこであれ一本でいくってことは並大抵のことじゃないからね。
K:すごいです。色んな影響受けるんですけど、絶対そのまま出さない。咀嚼して自分の中で自分の音楽にして出すというか。この前のアルバムもすごかったですね。ああ見事だなあって。
T:あの集中力。
K:やっぱ全然違うなって。普通に今のミニマルとかダブステップの影響をそのまま出したりしてなくて。素晴らしいですね。
やっぱ一番ですね。色んな意味で、ダサいとこも含めて好きですね。並々ならぬ想い入れが。
T:想い入れが、愛情が。
K:いやあ愛情ありますね。ずっとハードミニマル好きでやってたんですけど。一時期ディスコが流行って。それは俺も全然良かったんですけど。そん時丁度ハードミニマルからドラムンベースとか色んなそういうのをオールインミックスみたいな感じで。その頃シロー君と会ったりしたんですけど。そういう時期に周りがみんなディスコに行っちゃって。でも俺はまだまだ掘れるところあるんじゃないかなって。ミニマルとかテクノの部分で。ただそういう時期寂しかったといえば寂しいですよね。前までテクノ聴いてた友達が、スルっとディスコに入るみたいなのが。そういう時にサージョンに勇気づけられた。
T:そうなんや。
K:あの人はあの人で一人でやってるじゃないですか。勝手にメッセージを汲み取って。「周りを気にせずお前の好きなことをやればいいんじゃない」みたいなことを言われた気がして。だからこんなに異常に好きなんですよね。ストーカーみたいな気分(笑)
T:そうかそういう流れが関東あったんや。
K:ありましたね。ずっとみんなテクノとかをかけてたのがスルッとこうディスコに。ちょうどラリー・レヴァンとか再発見されたりした時期で。MOODMANとかがやり始めて。あの頃が一番俺そういうとこから外れてましたね。その頃シロー君と知りあって。なんかこいつ変な外れた音してる。おもしろいなって。で丁度タトルさんとも知りあったのその頃で。
T:しかしあのディスコの流れは他のトコから来てたというのは知らんかったな。ディスコダブそっからデビューした子らやと思ってた。よくある、それまでロックやアブストラクトとか聴いててみたいな。
K:それはやっぱありましたね。テクノとかがあって、アブストラクトがあって。人それぞれだと思うんですけどね。皆いきましたね。
T:第3期ブームやったけどね。
K:そうですね、大きな流れ見たらそうですよね。ちょっとあれは寂しかったな。
T:そう思ってたんや。不思議やったもん。「あれ?」って。そうかケイヒンは横浜やから、違うんやって、勝手に思っててん(笑)
K:いやいや、横浜はシーンないすからねテクノとか(笑)まあずっとその横浜でDJができないってのもあったんですけどね。遊び方が横浜決まってるんで。マイティー・クラウン、レゲエとあとウエッサイも。以外はダメ。全然お客さん入んない。未だもって厳しいすけどね。やっぱマイティー・クラウンすげーなーって。
T:ほんまやったらソウルとかが基盤になって流行りそうなイメージがあるけど、変わっちゃったんやね。
なんかこっちのイメージでは米軍基地があって、舶来のものは長崎と横浜が一番先に入ってるやん。
K:あぁそうですね、もっと前の横浜の文化的なところでいえばやっぱゴールデンカップスがでかいですね。
T:おお~GS!でた!
K:カップスかっこいいですね。あれは素晴らしいですよね。まあ自分は横浜でずっとローカルでやってきたとか関係ないんですけど。後追いで調べてたらなるほどなって。かあちゃんがゴールデンカップスの追っかけやってたんですよね。
T:あぁそんな感じするなぁ。
K:やっぱ今みてもゴールデンカップスかっこいいすね。普通にブルースですよね。
T:かっこいいね。あそこはね。
K:知ってます?ゴールデンカップスのギター・ボーカル。あの人中華街の人で。今もライブとかやったりしてるんですけど。かっこよかったですよ。この前ちょっとみたんですけど。横浜ホンキートンク・ブルース、あれを作った人で。作詞が藤竜也で、作曲がエディ藩。
T:そうなんや、それゴールデンで出しとったんじゃないの?ソロになってからか。
K:じゃないんです。ソロになってからです。
T:そうかそうか。世代も違うやろね。俺は柳ジョージやわ。
K:柳ジョージもゴールデンカップスですからね。
T:高知好きでしょっちゅう来てくれとって。
K:そうなんすか、お酒好きですからね。
柳ジョージだけはずっとちゃんとやってた。最後、ゴールデンカップス解散する時、返還前の沖縄でライブやって。火事になって。でそれで結局もう辞めるかって話になって解散したらしいんですけど。柳ジョージだけは自分の楽器持って出てきた。やっぱこいつは違うなって。
T:なるほど。じゃあフロム横浜って看板背負ってやってるって感じはケイヒンはない?
K:それは全くないですね。地域性みたいなのは。
T:ないよね。それこそハーヴィー以降ぐらいから地域性を出してくる感じがあるやん、ローカル・カルチャー。ケイヒン自体には全くない?
K:全くないですね。横浜でDJやるつっても、東京でちゃんとやってからその後ですからね。シローがたまたま住んでて、それやろうって。まあお客さん入んなかったですけどね。
だから未だに横浜に誰か呼んだりとかはちょっとできないですね。入らないの身に沁みてわかってて。東京だったら絶対入るような組み合わせでも横浜でやると全然入らないんで。
T:そんだけ差があるねや。近いのに。
K:びっくりするくらい。トランスはやっぱ入るんすよ。その辺の差ですよね。
T:う~んわかるな、全部ダメになっていくっていうね。
K:地方都市っぽい感じですよね。トランス流行るのって。
T:あの快楽性を与えたらもうね。
K:何にもないから。
T:そうか。さて、では今回MIX CD『THIS HEAT』を出して。もちろんこれはバンドのTHIS HEATを知って付けてるんやんね?
K:もちろん。THIS HEAT好きですけど、でもあんま関係ない。ただ今回出そうと思ったのがうまい具合に符合したんで。ちょっとひんやりしてる感はあると思う。
T:そうだねメッセージ入ってるよね。そういうのはある?
K:もちろんありますね。
T:震災以降で。
K:それしかないですね。録ってる最中気付かなかったんですけど後々気付くというか。
例えば、このミックス一回変なとこから入ってアガってまた戻るじゃないですか。なんでそうしたのか自分でもよくわかんなくて。でもあそこはすんなりアゲたくなかった。ていうのは後々考えたら自分の気持ちというか結局ダメかみたいな。やっぱそういうことなんだって。
T:この情報社会で数字でパパッと解決さしたいところを、震災というどでかいの起きて。放射能漏れて。ついに出来ないっていう。デジタル時代も対応できないってことだからその心理やろね。先がない、見えない、という。
K:先ないですよね。先ないけどなんとかやらなきゃいけない。少なくても安易な結論だけは絶対やだな。今回のミックスも最後、俺やりがちなんですけどわかりやすい終わり方とかもう今回絶対したくなくて。複雑なミックスですよね。
T:前作とかはヴィラボロスとかね。わりとこう牧歌な気持ちのいい感じで。
K:そうですね。絶対気持ち良くは終わりたくないなって。そんなの受け入れられるかどうかもわかんないけど。それがたぶん誠実なことだと思う。自分の気持ちに忠実にやるってことだと。
ただ元々メッセージを込めたいってわけではなくて。自然となったのが。
T:そういうナンバーとか入ってないもんね。それはわかる。
K:そうですね。
T:今後の展望としてはケイヒンはやっぱサージョンとやらなあかんね(共演)!
K:もう、なんとかして実現を。
いや~この記事をもし見てくれた人がなんか署名とかね、嘆願書で!
T:ほんまや(笑)
K:自分の中ではアルマデラ(ALMADELLA)が今やっぱ一番やってることでかいんで。それを発信していけたらなって。ダブステップなんだけどダブステップではないというか。
T:ケイヒンの場合、ダブステップを取り入れてるのは?パーツ、パーツというか、もちろん好きで取り入れてるんやろうけど。
K:そうですね僕が面白いと思ってるとこが、ダブステップって最初からやってる人って今だに面白いじゃないですか。産業というか今ダブステップっていうジャンルになったものは全然面白くないんですよ。確かにいい出音だなとか、よくはなってるなとは思うけど。
たぶん聞かれるとこはそういうとこじゃないんですよね。
例えば今PINCHが新しいことやってたりとか、PERVELIST、SCUBAもそうですけれどあの辺のやつらはずっと面白いことをやりつづけてるじゃないですか。2562も最近面白い流れで。そういうのがやっぱ好きなんですよね。新しいことに挑戦してくってのが。
T:その中でいったらまさにSHACKLETONなんかサージョン的やからね。孤高の人やからね。
K:いや~素晴らしいですよね。またあのZekeのアートワークもいいですよね。何回も呼んでますよね。
T:ウチ(DUBSTEP RUDE)も3回やってるしね(笑)
あとケイヒンはダブステップ以前のブレイクステップの時からその辺ちゃんとかけてるよね。ビンゴビーツからちゃんとその時からセットに入れてたよね。
K:そうですね。ドラムンベースを聴いてた時期があったんでそれはわりと入りは早かったですね。ダブステップかけてて、最近そうだって言われるのが多いんですけど全然最近ではないんです。結構昔から。
T:ねえ、かけてるね。
あとYUSAKUからの話で、ベースのコンピレーションの話が来てたんやけど。そっちも曲を提供するの。
K:きましたね。今作ってます。頑張ってます。
T:作ってるんだ。
K:まあ曲難しいすけどね。うわぁ素人っぽいなって自分で聴いててもすごいわかるんですよね。ついつい手数が多くなっちゃうとか。そこをなんか上手にだせればいいなとは思うんですけど。なかなか難しいですね。ただやっぱりやるからには、なんか1つサムシングがあるものを作れたらいいなとはすごく思ってます。全然技術は追いついてないですけど。
T:あと、ウチのお店のブログというか発信になるだけやけど、メッセージがあれば。
K:アルマデラ(ALMADELLA)にちょっと注目してもらえたらなと。結構おもしろいことというか、やろうとしてることがやっぱりあるんで、それをなんか汲み取っていただけたらありがたいです。RILLAとYUSAKUとずっとやってきてて。この先もずっと面白いことやろうかなとは思ってるんで。
T:そっちは何年目?4年?うちが5年になるから。そのちょっと後ぐらいやもんね。
K:そんな経ちますか。そうですね4年くらいだったと。
T:とりあえずミックスも出したから次は作品ですか?
K:そうですね。それやんないといけないんですけど。前からちょこちょこ作ってはいるんですけどなかなか。なにかがないとやんないすからね。
T:DJの人はどうしてもそうやね。曲を作るだけの人は反対の方向で毎日作ってるわけやけど。まあね、どうしてもね。
K:ただ曲を作ると理解度が深まるというか。
T:けど曲もストイックにハマってしまえば、地獄の道のりになっていくから(笑)
K:そういうの見えるんすよ。あぁこれは、って。
T:わけのわからん個人の世界に入っていかなあかんからね。
K:オカルトみたいなとこもありますもんね。
T:気をつけんと(笑)
K:(笑)
T:昼間の仕事はちゃんとしとかんと!
K:それはきっちりやっとかないとね!
T:オッケーです。
K:ありがとうございます。
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現在から過去へ、そして現在へと90’s UK ACID、TECHNO、DUB・・・脈々と繋がるUKの歴史とも共に進化し歩んできた正統派GOTH-TRAD が遂に英国のDUBSTEP名門レーベルDEEP MIDIからフル・アルバムという素晴らしいキャリアの節目に伴い、2時間以上にも及ぶ長編インタビューを敢行致しました。
ここには海外の音楽、ファッションというカルチャーに憧 れ、感化された一人の地方出身としての一面、そこから自ら手探りでモノを作り上げていく過程、アーティストとしてのキャリアのスター ト。そして現在に至るといったその心持が多く語られています。
80年代中期から急速に世界に広まっていったCLUB、 ダンスミュージック、サンプリング・カルチャー。
今一度再考されなければいけない、自由な姿勢と過去を復 習し、繰り返し繰り返し進化していくアイデア、センスが即座に生かされる世界。我が国では少数派といえるクリエイター達の中にあっ て、奇を衒わずに真っ当に夢をひとつひとつ実現している本当の意味で成功しているアーティストだといえるでしょう。
インタビュアー:TUTTLE
テープ起こし:BIGINNER
GOTH-TRAD(以下G):アルバムってどうでした?
TUTTLE(以下T):アルバム、この前のLIVEの後でにも言ったけどブリープ、UKな感じがありつつも
ズバリいうと、今ダブステップも色んなタイプが出てきてるけど全く迎合してなくてオリジナルな作品だと思って。
完全貫き通したなって。凄いよ、この状況下で。
G:結構よく言われるんですよ。昔から好きな人は、ダブステップつまんねえなって、初期の方が好きだったなとかって。
みんな変に盛り上がって。凄くいい時のダブステップをもうちょっとしてくれって。
KODE9とかにも凄い反応良くて。KODEって、普段人を褒めないタイプだから。自分のレーベルのアーティストとかもダメ出しして 出せないっていうぐらいの普段人を褒めないタイプだから。意外でしたよ。
T:逆に外人には作れないよねあの感じ。似てるものがない、そこがでかい。
G:長いこと続けてきたからって。無理やりでもないし。自然にきてる感じで。
T:そういうのと、ダブステップ初期のオールドスクールな感じがあるのと、
やっぱりブリープとかUKレイヴあの辺の流れをきっちり通ってるなって。その辺を通った感じが確実に入ってるよね。
それはダブステップから出てきた人には分かりづらいけど、昔から聴いてる人は。完全に入ってる。
G:そう、だから凄いテッキーだっていう反応もあるし。
3~4年前くらい前から、元々持ってるんですけどブリープ・テクノって。特に好きだから聴き返して。前のEPの「Babylon Fall EP」もそういうのも活用させて。
今回のやつも3年くらい前から作ってて、そん時くらいから聴いてるから。ウワモノの部分とか。
T:ウワモノそんな感じやね、まんま当時な鳴りのところもあるしね。マン・マシーンとか。
ナイトメアズ・オン・ワックスみたいな感じのとことか、あのドラムの打ち方とかね。やっぱそうやったか。
G:あとはこの間、まだでてないんですけどアートマガジンとかアメリカの音楽サイトとかの取材で、
自分の曲に対する影響を受けた音楽とか動画とかなんでもYOUTUBEで選んで自分で説明して分析していくみたいなの。
それをアップしていくみたいなのやってて。聞き返すとやっぱノイズとか。MerzbowとかでもBPMにはあってないけどリズミカル なものとか凄い好きだから。
リズムっぽいけど、途中でブワッと走ったりとかそういうのが好きで。
そういうとこが「AIRBREAKER」とかに入ってんのかなって。
あとやっぱクラフトワークが好きだったから。
T:それは意外。もちろん聴いてるだろうけども。
G:クラフトワークの”Numbers”とか”Showroom Dummies”とかのあの異様なダークな雰囲気、結構影響受けてんのかな。
あとはLFOのファーストとか。やっぱあれが一番好き過ぎて。未だに凄え、凄えアルバムだなって思う。
T:あれが最近2枚組になってWARPから正規で出たんよ。
G:出ましたねえ。でもやっぱそれって間違いないって感じですよね。
T:そうそう。ちゃんとWARPも正規で出してくる今ね。あとはナイトメアのファーストを2枚に分けてほしいなって感じやけ ど。
G:そうですよね、それ今出すって間違いないですね。
2年くらい前からBODDIKAとかモロやってるじゃないですか。アシッドハウス、ブリープぽいの。やっぱ間違いないなと(笑)
T:そう、色んな人にいうんだけどあんまり通じなくて。
今回のアルバムを聴いて、うおっやっぱりって。
G:そこでたぶん気付いてる人って少ないと思う。タトルさんとかぐらいじゃない。
T:ゴストラッド、たぶん忘れてると思うけど「士魂」の頃から俺知ってるんよ。
その時から毛色が違うし。
他の人らは所謂、初期トリップホップが終わって、日本のアブストラクトになってからKRUSH以降の人が
作ってる感じで。あっそういくの?って感じで。ゴスだけ毛色違ってて覚えてて。でアルバム出してさ。レベルやってるときに。RUMI と来た時やったかな、その時に来ててソロでやってて。
そん時Octagon Manとそっくりなエフェクトがけのライブやってて。もうびっくりした。すぐに声かけて。
G:言われましたね。「Mad Raver’s Dance Floor」の前後ですね。Octagon Manやってタトルさんに言われましたね。
T:ささくれ立ったエフェクトを多様しだした頃のDEPTH CHARGEね。あのエフェクトの感じなんやけど、あの辺のアイデアというのは?
エフェクト処理のやり方は?
G:それは曲作り始める時に、広島の先輩が作ってる人で、その人凄いかっこいいトラックで。ループとか。
でまあ、何使えばいいですかって。DJやる前に曲作りたいっていって。
サンプラーと安いMACのシーケンサー、それだけで十分だって。あとはミキサーとエフェクター。
EZ Vision。で、MIDIだけを書いてサンプラーでアウト化してミキサーに立ち上げて、それにマルチエフェクトつけて。
それを直接カセットテープとかで録音してて。その時に初めてエフェクターを使い始めて。
こりゃおもしれえなあって。
特にダブを聴いてダブをやるというとこから入ったんじゃなくて、
ミキサーを使ってリバーブかけたりディレイかけたりっていうのがおもしろくて。リズムの感じも変わるし。倍になるとか。
それでおっきいミキサー買って。それから打ち込んで作るっていうよりも、
その場でこうフィジカルに音を変化させたほうがもっと波を作れるという。それでそういう方向に走ったんです。
T:そこで今回のアルバムでゴスの意見を通して訴えたいところがあって。
だいたいの人がやるダブのエフェクトっていったら、ほとんど沈んでいくでしょ。ただドボドボな方向にいって分かり易過ぎる雰囲気で。
ディレイも尾っぽ長くなったりとか。そこじゃないよね。リズム感があって、グルーヴ重視でいくから。それが他の人にあまりみられな い。それはやっぱり意識している?
G:俺がやるのは残響音としてのディレイじゃなくて。雰囲気をだしてるとかもちろんそういう部分もあるけど。
雰囲気をだすためのリバーブとかディレイとかじゃなくて、グルーヴを作るため。
例えば、ドンッッタンッっていうビートのキックにディレイをかますと、ドンドンタンッとかドドドドッタンッになるじゃないですか。
それを、ドンッドンッドンッていう2回目まで残して3回目から切るとか、
そういう作業をREBEL FAMILIAでも結構そういうグルーヴの変化を作ってきたんです。
曲作る時もライヴやる時はディレイの設定もそういう手法を使ってます。
残響音としてのリバーブとかディレイとかにしても、ダダーーン、じゃなくてダァーッパッって切ったりとかして
グルーヴの変化をつけるためのエフェクトと思って使ってますね。
T:それもダブ的なああいう感じとは全然違うよね。近いのはAdrian Sherwoodの初期の作品やったりとか。
ディレイ、リバーブの一番上のところにコンプレッションかかっててパチッッて切れてるとか。
G:昔からそこのおもしろさに惹かれてきて。
T:それはたぶん洋盤をかなり若い時から聴いてるよね。向こうモノを。その感覚やろね。
G:そうすね、そうかもしれないすね。
だってダブミックスとかっていうのはダブを聴いてダブミックスおもしろいって思う人多いとかもと思うけど
他のテクノとか初期の頃からダブエフェクトって使われてるじゃないですか、リバーブだったりディレイやフィルターやフェイザー。
そういうのって細かいとこだけどそこが凄い意味を成してて。そこがかっこいいからいいと思って聴いてるから。
例えば初期のWARPの作品にしてもブリストルのあの辺のものにしてもおもいきりダブじゃないけど、アクセントで使ってて。
T:メリハリというか大げさにいうと効果音的な、そこのおもしろみがね。全体の雰囲気じゃなくて。
G:そうですね。だから自分でそうやって自分の今回の作品を見直したりさっきのYOUTUBEとか見さしたりしてると、
思い出したのが高校入ってぐらいからアブストラクトとかちょうど盛り上がってる時だからWARPの作品とか買って凄い聴いたり。
俺、別に音楽作るつもりもなかったしDJも全然やってなかったから。ターンテーブルもでかいコンポについてくるやつあるじゃないです か、
それを兄貴からもらってそれを聴いたぐらい。でも結構曲を分析してて。小節数とか。テンポ感はあまり気にしなかったけど。
DJだったら気にするけど。テンポ感というよりも構造を結構自分の中で。これ何小節目でベースが入ってきてドラムパターンがこういう のなんだとか。
曲作る前からそういうのが楽しくて。この曲は複雑な構成になってるなとか。
T:初期の頃からバランスがいいもんね。始まりから終わりまでの。
G:そこは凄く意識して。DJから入ってないから、一曲を作って、ていうとこから入っててそれで自分で一曲聴き通して、あっ良 かったとか途中で飽きるなとかで入って。逆にDJ始めたらそれがやりすぎだったりすることもあって。
ダブステップ始めてDJ始めてそこを結構考えるとこがあって、まだ未完成のものとかをMALAとかはDJの感覚で好んで買ってたり。
そのへんを考える時期はあって。
でまた12インチを出してる時はそういうの気にしてたけど、逆にアルバムってなった時に一曲一曲にって。
T:だからほんと今回良いよね。かなり複雑なことやってるけどまとまってるもんね。
ここもいいたいのだけど、今、みんな家で普通に打ち込みやってはるけど、ありものの割れものとかもドラムキットもそのまま使ってやる じゃん。
とは違うもんね、ゴスは。これを逆に作るには普通の部屋では大変やと思うのだけど。
この音像の世界。ここが一番難しいとこだと思うけど。どんな風にしてるの?すごい集中力いるよね(笑)
G:(笑)サンプラー使って、アナログでさんざんやってきて、ライブもやって。たぶん耳がそっちに慣れちゃってるんですよ。最 近のトラック、ダブステップにしろなんにしろポップも含めてミックスダウン、マスタリングって、パキパキすぎじゃないですか。
T:そうそう。あれはもうフロア受けとか試聴した時にお客さんがパッと聴いた時に印象がつくと思うんだけど。
G:クリアで、派手な感じが凄く。そう。
T:パッとした出音勝負なんで抜けてくんよ正直(笑)
G:ダブステップでも最近多いじゃないですか。こう丸みが完全なくて。でもクラブで鳴らすと鳴るみたいな。
それが正しい。ていう風に世間がなってて。間違ってんじゃないかなって思って。
T:I PHONEで聴くとかね。あれの影響でかいんちゃうかな。小さい音で聴いた時に飛んでくる音っていうとこね。
G:うん、ちゃんと抜けがでてて。だって2005~6年のダブステップと今のダブステップってミックスしたらもうガタガタっす よね。
初期の頃は丸みもあるけど抜けが悪いわけでもないし、いいとこでかければしっかりいい音になるし。
そこは結構今回ミックスダウンとマスタリングも気にして。
T:それはたぶん向こうの現場しょっちゅう出ているところもあるやろうね。ほんまのリアルなとこみてるから。
僕らみたいに日本に居たらわからないようなことを経験していってるからね。
G:昔のCDとかでも音圧低いじゃないですか。でもいい音で鳴ってるというか。だけどやっぱりもうみんなアナログ離れてって。
CDで。それが当たり前になっちゃうと危険だなって思ってて。それがいい音ってされるのが。
おいしい周波数を完全切っちゃって。で、パキパキで。で下のロウ・エンドがないからミッドレンジ足していってみたいな。
そういう方向に全体的になってるじゃないですか。そこはやっぱり俺は違うよというとこを提示したいですね。
ほんとのベースミュージック。今のエレクトロもベースミュージックって言っちゃってるじゃないですか(笑)
MALAとかが最近はサウンドシステムミュージックって言って。まさにその通りだと思うというか、それと区別するにはそういうしかな いなってほんとに思うし。
T:なるほど。ベースミュージックは記号になっちゃったからね。
G:ほんとにそれが今ね、かっこいいていう風潮でしょ。でねUSヒップホップぽいものかけたりとか。エレクトロ・バウンシー な。
あれもあれでベースミュージックなのかもしれないけど。そこまでどうかなって。
T:今はUKでいうベースミュージック。その言葉自体がUKからでてるからね。マイアミベースとかも昔からあるけどあれはマイ アミ・ベースってとこで別やから。ベースミュージックとうってなくて。あくまでエレクトロ。
G:だからダブステップって、レゲエと昔のダブとかと違う部分って完全にもうベースに対する姿勢が違うじゃないですか。
帯域も違うし。完全にサブだけしか出ないてゆう(笑)そこがやっぱり醍醐味だったと思う。初期のダブステップとか。
そこが最近はこういうものがこういうことがダブステップ。ていうのがこの2、3年できたすね。
で特に4年5年経ったちゃえばね、ファン層も変わるし、この2年くらいで入ってきた人達が大多数と思うし。
そうなるとそれが当たり前でってなっちゃう。そうなるとエレクトロとなんら変わりないというか。
そこをやっぱ凄く意識してマスタリングとかはやりましたね。
T:んん、だいぶ根性据えてやった感じが(笑)
G:(笑)でも逆に今タイミングよかったのかなって。
T:そうそう、いろんなことがグローバルにもの凄いなっちゃって、グローバルって意味はまた違ってくるかもしらんけど。
ステレオタイプになっちゃって。ほんまにゴスは硬派にきたなと。
硬派に映るんやけど、ずっと聴いてて、脈々と続くUKテクノなんかの昔のやつを応用してるから、このアルバムはかなり深いというの を、今回これを通して言いたいよ。
G:2010年の終わりくらいに出した「Sunbeam」。ダークでディープなやつとダブ系のダブステップスタイル。
それ結構反応が凄い良くて。で去年の頭くらいからやっぱダブステップの所謂世間的にポップなダブステップ。に飽きた人達がきて。
原点に戻ってきてる流れがあって。去年とかBlack Boxのあの辺のレーベルとか若いアーティストが多いんですよ。
コモドとか。DEEP MIDIからも出してるんですけど。ディープなものがまた見直されてきて。
若いアーティストはたぶん2005~7年を聴いて育ってるから、やっぱそこがダブステップと。
T:Black Boxはいいね。ストロングスタイル。う~んやっぱりかっこええラインに戻っていくと。
G:そこで俺は凄いタイミングもいいと思ったけど、そこはそこで逆に形式ができちゃってるなって感じちゃうんですよね。
中には凄くいいリリースもあるけど、やっぱ曲が似てるなあって。
T:ただ重いなとか。
G:そう、アブストラクトが一時期そうだったじゃないですか。
T:その危険性も去年感じたよ。
G:そうアブストラクトって雰囲気でもっていったというか、ただダークでノイズが上に乗っててとか、それにこもり気味にブレイ クビーツが乗って。おお、やばい。ドープ。みたいな様式になって。そういうのがつまんなくなって俺ノイズに走ってったんすよ。
だからロービートも作ってたけど絶対ウワモノ、フレーズとかを乗せて。
でもそれもやっぱ前があってそこじゃないですか。俺の中でウワモノとかそういうのがあって、やばいと思うし。
T:本来のドープっていったらかっこいい、ドラムとベースの時間帯のことやからね。皆間違えてるんやけど。
G:だからそこに近いなって雰囲気になってるなっていうのも感じて。だからカラフルにはしたいと思って。このアルバムは。
そういう意味でも結構入れない曲もあったし。そこはアルバムが一つの曲っていう作品にして考えて。曲順を。
T:ミックスダウンも家で?
G:完全家でやりました。ミックスダウンも。
T:大分音出さないと難しいんじゃない?
G:結構ヘッドホンで慣れてるので。逆に家で鳴らす時は小さいスピーカー。
ほんと凄く悩みどころだっだのは確実なサブが聴いてて、俺はサブは出てるって確信はあるけど
普通の人が聴いて、小さいスピーカーで聴いても凄えサブでてんだって感じるられるような。
でもちゃんとベースの音程感とかワーブルの弾いてるとことか聴き取れるようなミックスダウンをしたくて。
だから最終的にチェックは小さいスピーカーで聴いて、それでしっかり鳴ってたらこれは大丈夫だと。
で、下は絶対自分で出てるのはわかってるから。そこだけ結構時間をかけましたね。そこが一番気にしてたとこかな。
やっぱそこで例えば初期のものとか知らない子達がバッってダブステップ聴いた時。俺の作品と例えばUST、ライヴ、作品、
小さいスピーカーで聴いた時にこっちのほがでてんじゃんみたいな。
そう思われたら、しょうがないからそれにも勝るものというか、一聴して激しいもの、ギーッて鳴ってるほうがでてると思われるのも
癪だから(笑)そこはもう通の人のために作ってるだけじゃないから、そういう人らにもわからせたいし。
ヘッドホンで聴いたらやっぱこっち凄えやって。そうさせたいからその辺は考えて。
T:あとメロディアスやもんね。このメロディアスな路線ていうのはいつからこんな風にやろうと思ったの?
G:それは「士魂」の時から。はじめから色んなものが好きだったから統一する部分って俺ってない。例えばノイズもやったりもし てたし。
T:ノイズの話で脱線するけどノイズマシーン作ったでしょ?あれ今やってるノイズのユニットで一緒にやってるクニオミが使って るよ。鳴るねあれ(笑)
G:そうなんすか(笑)リングモジュレーター。あれえぐいすよね。エレクトロハーモニクスもあるんすよ。コピーしてんすよ。回 路を。
T:お~そうなんや~。
G:エレハとか3万くらいするじゃないですか。あれを全く同じパーツ使って回路まんまコピーして(笑)
昔そういう本がよくでてたじゃないですか、それをオークションとかで買って。んでこう調べてフィルター作ったりとかしてましたね。
T:そんなんもあって生かされてるんやろね。
G:うん、絶対そうだと思いますね。おもいろいのはDEEP MIDIってそこ含めて俺の作品を出したいって。
OLD APPAEATUSっているじゃないですか。ちょっとエクスペリエンタルの。去年くらいの新曲、新しい曲なんか送ってきたのが8分くらいのドローンで (笑)そういうのを出してるとか。
T:(笑)ああいうのをね。
G:たぶんまたリミックスやるんですよ、彼のノイズアルバムで。ダブステップそういうのを話す人っていないから。そういうのは 凄くいい。逆にMALAは俺と知り合ってセカンドアルバム聴いて・・・。
T:そこからまた扉が開いたかもしれないね。ほんとにUKでベースシーンだけにおったらなかなか出会わんかもしれんしね。
G:そうなんすよ、UKのダブステップの人らってブレイクコアぐらい知ってんだろうなて思ったけど全然知らないんですね。
PLANET MUとかでダブステップとかああいうの出してるから知ってんのかなと思いきや知らないんすね。
T:UKアシッド、ブリープにハードコアやドラムン、ガラージとかの脈々とした流れから外れると知らんもんね。
けどそれでもああいうサウンドが出てくるっていうのはやっぱ土壌が違うなとしか言いようがないことやけどね。本場は。
G:だから凄い面白いなっと思って。
T:アルバムどれぐらいかかった?1年?2年くらい?
G:本格的にまとめ始めたのが震災前後ですね。後にできたのもあって。もうみえたのは震災前くらいにアルバムの形にまとめ始め て。
昔の曲とか並べて、あと2曲くらい完成させて。ほんとに完成したのは8月ですね。
T:えらい時期と重なってしまったねえ。
G:ほんとそうなんすよね。
G:そうすね。1曲目とかはウワモノがちょっと完成してた状態で。でもドュントュンドュントュンてゆう部分とパッドぽい音のメ ロディはできてて。
これは俺すごく好きな音だから、凄くいい曲にしたいと思って。2年前くらいからそこの部分はできてて色んなビート足したりとかやった けど。
どうもしっくりこなくて、やりたい音じゃなくてすげえ悩んで。ずっと置いてあって。たまに数ヶ月後毎に開いてやってみてもなかなか完 成しなくて。
でも震災終わって。。あの曲手つけようって思った時に、すんなりフアって出来上がったんです。
T:緊張感があるね。あそこで掴めるよね。ジャケットとマッチして。
G:はい。
T:ちなみにクリエーターって東京多い?若い子。
G:今結構いますね。
T:結構質問されるでしょ?どういう感じが多い?トラック渡されるとか。US系とか多いの。
G:US系は少ないですね。
T:ブレイコア上がりとかも?
G:ブレイクコア系ではない、ハードな感じではないですね。なんというか、もうちょっと、ジョーカーみたなのが多い。
T:そっちいくか(笑)あれは難しいでしょ。弾けないと。
G:ジョーカー程完成されてない。そこまでいかないけど。なんていうかシンセがキラキラした感じ。
あとはチキチキ系のヒップホップっぽいみたいな子もいるし。
T:その初期ダブステップを今頑張ってやってるていう子いるの?
G:いますね。DUBTROってやつ。彼とかもっとこうダビーな。初期のダブステップのワーブルていう揺れてる感じではなく て。
もうちょっとベースライン、てかダブ~レゲエ系のそういうの入れつつ、ハーフステップでメロディアスでみたいな。
彼は彼で凄くいい方向にいってるなって。結構周りシカトしてやってるから。それはやっぱ必要で。
俺も2年くらい前からダブプレートダブプレートって結構いってたけど。自分のと向こうのダブプレートとトレードして。
その面白みもあったけど、2年前くらいからそれやめたんですよ。
T:やめたの。
G:まあ主要なやつは、かけたいなって。特にMALAとかDMZやPINCHだったりとかちょくちょくやってたけど。
基本的にはもうやめて、逆に自分の音にフォーカスしてやろうと思ってて、DJにしても。
ほぼ自分の曲でアレンジして完成できないとアルバムも完成できないと思ったし。
ちょっとそういう作業で離れて。
T:なるほど。
G:シーン、曲は聴いてはいたんだけど。聴くのってかぶらないためっていうか。人の作ったものと同じもの作らない為に聴くとい うか。
そういう意味では聴くことは大事だけど、逆に影響受けたくなくて。
T:作り手は知らないうちに入ってくるものね。
G:変な情報がやっぱ揺さぶる。俺はそうでもないけど、やっぱ揺さぶられると思うから完全シカトしちゃって自分の道を貫く時期 も必要だし。
自分でも若い頃もブレちゃうから。ほんと石の上にも3年ていうけどほんとそれだと思う。
何年もやってきて積み重ねてきてやっと完成しててゆうことだと思う。自分の出す作品もそうだし評価もだとそうだと思うんですよね。
何年もやってきたからこの作品ができたわけだし。別に途中でファンキーにいく気もしなかったしテッキー系にもいかなかったし。
T:うん。見事やったよね(笑)ほんとに。
G:やっぱそれがありきの作品ができたわけで、それを通してきたからこのダブステップ。それがなかったら出来てなかった。
だからBACK TO CHILLでも見ててもスタイルを皆ドンドン変えちゃうやっぱり。それは考えてそうなるかもしれないし。
現場で人が踊らなかったからスタイル変えようって。それは一つの手かもしれないけど、でもなんか、その考え方はちょっと俺は違うなて いうのが。
自分のやりたいことでどう踊らせるかっていう方向じゃなくて。曲のせいにしちゃってるというか(笑)
T:はぁ(笑)
G:自分プレイ、仕込みというか曲の並びのセンスのせいにしないで曲のせいにしちゃうというか。
でもやっぱそれだから変えるんだと思うし。
T:すべては流れだと思うけどね。かける側に全部責任があるよね。
G:自分が満足して、なんでお客さんついてきてくんなかったんだろうってお客さんのせいにすんのも違うと思うし。
もうちょっと練ろうとか自分の好きなものでもうちょっとお客さんが入り込めるような世界を作ろうていうとこにしないと。
お客さんがそういうの求めてないんだとかもっと派手なん好きなんだ、じゃあファンキーぽいのだ。とかそういうのはちょくちょく感じま すね。
T:そやねえ、確かに一部だけどそういう子おるからね、何がうけますかとか聴いてくる子がね。何のためにやってるのって話。
G:凄くびっくりするのは、俺も大学行って上京して初めてインターネットがあって。
家ではネットし始めて。その中で音楽をディグってたじゃないですか。レコ屋行って。
インターネットできた時はめちゃめちゃ自分で調べてて、英語のサイトとか何書いてんだって思って訳しながら。
だからその筋では超詳しいって自分では思ってた(笑)めちゃ自分で調べてるから。
だけど今は何がやばいんですかっていう人とかびっくりする。俺らはネットで育ってない世代じゃないですか。
20歳くらいから俺はあったけど。若い子はもっと中学生の時とか。使い方とかもっとわかってるはずなのに。
T:皆な何がやばいですかってそれだけ尋ねてくるのは周りに何がうけるんですか?ってことやろね。
G:そういうことか。自分がやばいって思うわけじゃなくて。
T:勇気がないから。教えてほしい、ひいては何がうける。
G:それは結構受身資質になってますね。世の中が。ツイッターとかそういう情報で。
だから最近ほんと思うのは、音楽好きですっていう人って浅く広くが一般だと思うんですね。
昔っていうのは狭く深くって人が多かったけど浅く広くていうのは何故かというと情報を受け入れるので手一杯というか。
T:そうそう。対応しないといかんから。
G:そこで色んなものは知れるけど表面上だけだったりとかそこで満足してる人って凄く多いですよね。
T:そのうち疲れていくよね。
G:(笑)音楽ファンはいいと思うんですよね。クリエイターとかはもっと違うことを発信しないと。クリエイトしないといけない わけで。
ポップミュージックにしても新しいものをやろうとしてるじゃないですか。それをアンダーグラウンドでやんないって、どうなんだって話 じゃないですか。
だからそこの姿勢がアンダーグラウンドって言ってるくせに逆にポップ人達の方が新しいことやろうとしてんじゃないのとか、
そこの姿勢が負けちゃってんじゃんって。そんなんだったらね、盛り上がるに盛り上がれないし。
T:ゴスとかも東京の中心におるからさ、情報がグァーっとグルグル回ってるやん。そういう人ばっかり?
G:まあ、、そうですね。
T:よくやってきたよねえ、我が道で。だから凄いと思うわ。それやっぱ海外行き来してるというのがでかいと思うな。
G:でも俺たぶん、初期からそういう気持ちは広島から出てきてたと思う。アブストラクトやってたけどやっぱノイズの方向にもっ と走ってってとか。
ある意味つっぱり過ぎてる部分もあったかもしれないけど。ほんとに好きでやってて。ほんとにやりたくてこれはもう全面に押し出すみた いな気持ちでやってたから。
元々やっぱそういうのがありましたね。
T:田舎で育つとそうなるよね。トンガっていくもんね。
G:(笑)
T:その話に結びつくのでファッションとかに対しても同じことでね。
今見たらボンデージ穿いてるんでヴィヴィアン、ネメスも匂うね、そこもちょいと言ってほしいんやけど(笑)
G:これヴィヴィアンなんすよ。昔のなんです。家にあって。兄貴がたぶん置いていったんですよ。
T:えらい綺麗やね。俺も赤で持ってたけど。
G:これやばいすよね。最近ボンテージ穿いてる人いないから穿こっと思って。
このT-シャツもSEXPISTOLSがステッカー、バッチとかつけてたのをサンプリングしたんすよ。この血の部分が赤なんですよ。
T:ああ、そうかそうか。やるねなるほどな。(笑)
G:(笑)パンクかなって。
ファッションとか俺中学くらいから兄貴の影響で。音楽も結構、はじめテクノトロニックとか聴いてて。そっから洋楽が好きになって。
マドンナとかポーラ・アヴドュルとかその辺の洋楽とか聴き始めて。テクノトロニックも入ってたし洋服とかも影響受けて。
T:そうそうエレキングみてさ、Nightmares On Waxのファーストの”Aftermath ”を衛星放送で見たって。あの時代に衛星放送が通ってるてのが凄いなって思って(笑) どういうお家よ。
G:そうなんす(笑)いやうちなんて衛星放送なんてつけらんないすよ。隣かどっかのとこが衛星放送つけれるの入ったんすよ。
で、皆で見れる!ってなって。兄貴と。
T:お金持ちさんの隣か。それ聞かんかったらあの時代にどんな家やねんって思って(笑)
G:それはあんま言わないほがいいかなと思ってあん時言わなかったんです。隣の家から見れたんす。
それ見てNightmares On Waxみたんすよね。たまたまですよ。それ見てこれやべーって。
あん時はKLFとかADAMSKIとか。で普通にトライブとかチャートに入ってたし。
T:全部サウンド違うんやけど全体として面白かったよね。あの時代。
G:まあ洋服ありきで。洋服を高校の時は作ってたんですよ自分で。リメイクのとこから始めて。
あの時期ネメスとか。ヴィヴィアンもそうだし。ゴルチェとかギャルソンとかもそうですし。
それを買うんじゃなくて、高いから。ネメスって店なかったんですよ。電車で40分で山口県まで行って。高えなって思って。
自分でリメイクしようとか思って。古着屋行って。リメイクして作ったりして。
中学の時からの洋服好きな友達が東京に引っ越して、高校になってもずっと友達で。周りも洋服とか作ったりしてて。
俺も好きだからパターン買ったりしてて。音楽も凄い好きだから音楽の話をしてて。
それもまたWARPの話とかガバの話とかしてて。
で、デザインフェスタってあるじゃないですか。デザインフェスタの第一回目とかで店を出せっていって。高校生で。
T:よかったよファッションの方も触れれて。言いたいことまとまるわ。
G:そうですね。意識が変わればいいですけどね。
T:聞いてよかった。えらい過去やね(笑)
G:それで売れるからって。リメイクしたやつとかパターンで作ったやつとか売ってたんですよ(笑)
だからそん時から自分で作るのが好きだったんですよね。
T:そうやねえ。音楽もなんもかも結びついてるって感じ?同時進行で。
G:そこはやっぱあると思いますよね絶対。自分で作るっていうところがやっぱり。
T:今の子らでは難しいやろね、それは。マッシュアップっていう概念ができてから。
ブレイクコアの子とかダブステップ遅がけで入った子とかビキビキ系から入った子とか音源持ってきたりするんやけど。
普通に出てるやつをバコッて8小節くらいとってるからね。それで堂々と作ったっていうから。
それになんか乗っけて。
G:えぇ~。
T:しゃあないけど昔のサンプリングとは違うよ。
G:(笑)
T:ドラムステップもいたで。ちょっと記号化したやん。ダブステップを単純にBPMをドラムンまで強引に上げてドラムステップ のMIXCD作りましたって。
えぇ~って。堂々と渡されて。ちょっと困るな~って。説教する気にもならんというか。全然違うんやなって。
どう教えたらいいのか。それをかっこ悪いということに気付いてないのよ。
G:それは多いのかもしんないですよね。俺の場合サンプラーの時期からのサンプリング。サンプラー使ってた時期ってそれって結 構多かったじゃないですか。日本は。
特にヒップホップからきてる人って。だけどアブストラクトやってた時からやんなかったんですよ敢えて。
こうドラムのフレーズとかサンプリングするのもウワモノにしても。全部キック一個一個、キック集スネア集みたいなディスク作って。
それで打ち込んでて。で、逆にレコードでサンプリングしたドラムとスネアの間の空間の空いてる部分を上手くサンプリングして。
レコードからサンプリングした音って浮いちゃうじゃないですか。それをサンプリングした音に埋めて。雰囲気を作って。
で自分で全部を打ち込んで。それをやんないとオリジナルじゃないと思ってたから。そこの概念ですよね。
オリジナルにしたいかしたくないか。完全コピーしたら嫌だったんですよねたぶん。
T:そこは重要やなあ。伝えていかなあかんことやけど。結局は一人になるんやでって。物真似でね上手いこといって売れたとして も。
そこからが問題なんやでってとこなんだけど。とりあえずみんなどんなカタチであれ売れたいっていうのが第一前提で多いよね。。
G:そうなんですよね。さっきの話に近いんですけどスタイル変えていくっていうのが。
T:そういうことやろね。
G:最終的にスタイルというか自分の色を作んなきゃいけないのに、やっぱ周りに狂うというか入る安心感。
そこにいると安全だし、横を見ると自分のそういうプレイしてるから、受けるしそういうパーティーで。
そこから抜けるも難しい。なぜかというと横のつながりがあって。クルーの流れ。
やっぱ距離を置くっていうのは始めは難しいけどそれをやんないと一つの存在になれないというか。
T:ゴスがイギリスに行き始めたっていうのはやっぱ好きで、趣味的な部分で行きだしたの?
G:俺はノイズの時からフランスに行ってたんですよ。「Mad Raver’s Dance Floor」出した時にフランスのノイズやってた子が
ちょっと違う方向性で何個か入れてくれたんですよ。フェス系だったらノイズでもダンスミュージックでも入れてくれたり。
ロンドンにいたノイズの時からサポートしてくれた友達とかが小さいバーでイベントやってくれたりして。で、それで行ったんですよね。
T:例えばそういうことがなかったとしたら。外国に知り合いがいないとかとしたら、どうしてた?やっぱり好きで行ってた?
G:たぶん行ってたと思いますね。自分で行ってCD渡したりとかするしかなかったと思いますけどね。
T:どっちにしろそのまま東京に収まってるわけではなかった?
G:そうですね。聴く人が聴いていいねって言ってくれたのがイギリスとかでつながったけど。
それがもしなかったらたぶんこっちでパーティーやりつつ?んんでも音の方向性がどこに行ってたかっていうのはわかんないですね。
ただやっぱりプログレッシヴにはいたいから、なんというかつまんないものはつまんないというか。
T:そういう心持ちは変わらないと。
G:と思いますね。やっぱこうBEATPORTのチャートとか酷いじゃないですか…。
T:疲れる。
G:でもあれがあの界隈では売れてるってことですもんね。(笑)びっくりしますけど。
やっぱ自分が作るものはツールでもあるだけど、ただのツールというかネタのツールとかそういうものにはしたくないと思う。
DJのレコードとか音源はツールではあるけど。
T:ツールになってしまった。やねんけどね残念ながら。
G:そこは孤立したい、まずいものとされても特別視されたいというか特別なものを作りたいですね。
T:まあでも東京にはいないタイプの人やねえ。言い方おかしいけど。
G:やっぱ凄いサポートしてくれる人がたくさんいて。トキさん、今年アウトルックまで来てくれたし。
クラブエイジアの人も凄いサポートしてくれる人はいるし。あとBACK TO CHILLの周り。特にやっぱ百窓とENAっていうのは
やっぱ凄い自分のスタイルを持ってて、キャリアも持ってるし。プレイはブレないから。
T:そうやね。彼らそうやね。安心できるよね。奇を衒うようなことしないもんね。
G:若い子は狙って有名になりたいからブッキングをとりあえず増やしたい。そこに価値を見出しちゃってるというか。
でも最近よく言うのは音楽やる意味って自分を満足するのもあるしそれを人にも聴いて満足、楽しんでもらいたいって。
自分が満足できないのに人にそうやって自身持ってプレゼンできない。
G:やっぱ作り出すのも早いっていうのもあるんですけど、それで自分のバックホーンを作っちゃうんですね。自分のスタイルとい うか。
作品も作るし。でそこからのスタートか、DJもちろんそん時やってるんですけど、作品も作りつつ。二十歳の時。
そこで作品残してって、そこでそこからDJやってて作品も作りつつリリースして。そこから自分の名前を売っていこうていう。
すでに作品がありきなんですよね。やっぱ日本を見ると先にDJを増やしてって。曲も作んなきゃって曲作り始めて。で満足してて。
とりあえずギグ増やしたい。てとこから入るから。順序が逆というか、作品は後からやればいいやというか。
T:今だにあるからね。誰かマニュピレーター雇ってやったらいいって言うからね。
G:今は普通に作ってる人多いけど、やっぱりそういう部分では劣ってますよね。だから一個一個の音とかレベルが違うんですよ ね。
いい曲作ってる人はいるんですけど。
T:最終的にひっかかる部分が。
G:ひっかかる部分が。うん。下手したらほぼ同じ曲作っても違うかもしれないですね。ミックスダウンとかで。
そこがこう差というか。結構感じますね。だから順序立てがしっかりしないとか。
T:けどなかなか現場も少ないしっていうのがあるんやろけどね。全体として、日々の日常を基準に暮らしてたらそういうのに遭遇 すことがない。趣味、余暇? それ言い出してもキリがないけど。
G:やっぱ聴いてる量が全然違いますよね。俺らから上の世代の人って音楽すごく聴いてますね。幅もあるし深さもある。
もうちょっと下の方なるとやっぱ聴いてないですね。
T:かもね。J-POP聴いてたまにクラブミュージック聴いて。
G:作る側とかDJ側も聴いてないですね。今のダブステップをたくさんネットで聴いて詳しいぞって思ってますよね。
例えばR&B結構持ってるし、知ってるっていう人の話聞いてると、一番やばい時のティンバーとか聴いてないですよ絶対。
T:初期のね。だから今の情報を追っているだけになる。
G:俺二十歳くらいの時、ブリストルやばいと思ってマッシブとかON-UもMark Stewart聴いてディグリまくってMaximum Joyの7インチ買いにいったり。
Rip Rig & Panicとか全然音違うけどやっぱ聴いときゃなとレコード買いにいったり。それやっていかないと。そこまでやんないじゃないですか。
T:今はお金がかからないというのがでかいよ。ある意味経済的にはいいかもしれないけどそこに責任を持たないってことやから、 やっぱりサーッと抜けていくんじゃない。
ブツが残ってないから。だから入ってくる新しいものだけを追っていくという。
G:ロンドン行った時Hard sellをずーっと欲しくて。80年代ですよねあれ。でロンドン見つけて当時で50ポンドだから1万くらいして。でも買って。
あぁこんなんだったんだうわぁみたいな。こういうのって今はあんまりさっきのMaximum Joyとかピンとこないけど、絶対ためになるなと思って。
聴いときゃなって。つながってるんだった聴いとかなきゃ思って。そういうのって大事ですよね。
音楽もやっぱ価値が、ねえ。
T:非常に難しいんやけど言い出すと。、
果たしてそん中に自分が吸収して自分の形となって出せるいい環境かというと、微妙やなあて感じはするけどね。自分らの時と比べると。
G:初期は音楽大好きなコアなやつがトラック自分で作って、存在しないから音を作りたいってとこがあるじゃないですか。
例えばダブステップの2004~5年の時に、人数も20人とかでやってて。レコードもダブプレートだけ。ないから。
レコードが存在しないからそうしなきゃ。自分達でクリエイトしなきゃいけないていう状況で。
今はありふれてる。逆にそういう意味ではありふれてる側で。ありふれてるしソフトとかも使いやすくなってるから、
だからこそ裏を狙えてったというのはあるんですけどね。そういう時にバックボーンて凄く効いてくるなって。
ノイズやってたとかサンプラーだけで作ってきたとか凄く自分で自分を見返して。ということができるから。
昔のものをもう一回見直すことができるからそれはすごく武器になってるとは思います。
たぶんだからアナログっていうのは価値は下がんないと思うし。モノだし凄くいいと思うんすよね。
音楽の価値は唯一、CDもそうだけど、ブツとしてアートとして。
T:ブツとしてね。。
G:CDはね何十年か経ったら劣化していくけど、モノだけは残るから。CDにしてもレコードにしてもアートという作品として。
モノとして存在するから価値はね。
T:ダブプレート切れるようなとこがあったらね。そしたらそういう子も出てくるやろうね。
G:見ました?この前MALAとV.I.V.E.KがSYSTEMって。SYSTEMっていうパーティー始めたんです。で、あ いつサウンドシステム作ったんですよ。
オンリーヴァイナルで二人だけで一晩やったんですよ。(笑)
T:マジで。
G:そことかもうジェラシー感じますよね。そこでお客さんが集まってそこに価値を見出して来てくれるっていう。
それ日本でもやったら全然ダメだと思うんですよ。だから?って。例えばかけるの全部ダブプレートで切って、やったところで。
反応そんなにないと思うんですよね。MALAとV.I.V.E.Kがやってるのもでかいけどさらにそこの付加価値、オリジナルのサウ ンドシステムがあってダブプレートでやって。
それをここでやってたとしてもそれだけのフィードバックがあんのかなって。
T:まあそれに対して評価はあまり期待できないねぇ。それなりの覚悟がやる側にないと。
ちなみにゴスとかいずれ海外に住むんじゃない?
G:その問題を考えるとやっぱ思いますよね。ああいうのはほんといいなあって思いますよね。
T:そうやね。ドンドン自分の感性に突き進んでいける状況っていいよね。
G:それに対するフィードバックが確実にあって。
T:文化の違いか…。どうしても。
まあけどそういうのは見ていったほうがいいよね、たとえ夢であってもね。
日本でも現実的にJ・POPのシーンばっかりみてたら頭おかしくなりそうだし。それこそ未来もへったくれもないから。
それがでけへんでもそういうの言ってるほうがまだいいよね。
G:そうですね。まあでもこのアルバムがきっかけになってもうちょっとそういう部分がね。
T:でてくると思うけどね。この内容を聴けば。これがゴスがまかり間違って売れる要素全開の迎合した音作りに変わってたら話違 うんやけど。
がっつり進化して自分の世界やってるから。リアクションはあるんちゃうかな。真剣にやるんじゃないかな今作ってる若手。
G:ダブステップていうのはこういう感じのプログレッシヴであると考えていけていけばやっぱ日本から外に出ていくアーティスト も増えると思うし、
こういう音楽、アンダーグラウンドがまた盛り上がってくると思うし。そこにそこまで深く突っ込んでない一般層やファンの人、そういう 流れはほしいなとは思いますね。
T:今回がっちりヴァイナル切ってくれてるもんね。これがデータだけになったらなんとも難しい。
G:そうですね。
T:例えば、お客さんにもプッシュしたりするんだけど(笑)違うジャンルの子でさ趣向違っててもお金もだして買って帰って。 どっかに根を下ろすねんな。そん時に絶対につながるんよね。
データやと、自分の主観で判断するから駄目なんよねあれ。
G:レコード屋ってほんと重要だと思うんですよね。俺はすごく重要だったから、育ててくれて。しゃべんなくてもレコード屋は重 要じゃないですか。
モノが存在して一枚一枚見て。よく知らないけどジャケがかっこいいとか聴いてみるとか。結構ジャケやべえと思ったやつはやばいですよ ね。
そこって目のセンスと音のセンスが一致してるってことだったり。そこで色んな感性育てられるはずなんですよね。
ネットで見るよりも、場所に行って聴いて試聴してというのすごく大事だし。
T:特にね、一般的にネットがじいさん、ばあさん、子供までやってるような時代になったから、むしろ住み分けきてるんじゃない かなとは思ってるんやけども。
G:そこをやっぱ店の人とじゃべると。東京行ってからも通ってましたしね。近くのレコード屋とか行って。
そこでロックのバンドやってる人と色んな話したりとか。こういう打ち込みぽいのやばいんですねとか、これ入ってますねとか。
そういうのも大事じゃないですか。音楽のコミュケーションとして。ノイズ好きならこういうのやばいよとか昔のバンド教えてもらったり とか。
T:予期せぬ感じ、出会いと情報が受けるから。そこがでかいね。ネットだけだと全部自分の主観で入ってるから結局選んでしまっ てる。
G:そう。流行ってる、出てるもののみ。
DJがそうなっちゃてる。アンダーグラウンドのこの場で、こういう音打ち出していく場でなんでそんな選曲するのって人が多い。
みんなかけてる曲かけて。もうちょっと誰もかけてねえだろっていう満足感て感じないのかなとか。これとこれ誰もミックスしてないだ ろって。
T:ディスコのDJじゃないんだからていう話。
G:いやいいんですよ、そういう場でそういうDJスタイルでやってる、すでに有名な人はそうやってやってくのは、もはやどうで もいいですよ。
でまだ無名なアンダーグラウンドで自分をこうプロモーションしていきたいっていう状況で。
お客さんもそれ求めてきてるはずだからそこで違いを作っていかなきゃ。良いけどね、1曲2曲は。もっとそこをね、それがないんだった らじゃあ作るなよと。
T:そこんとこやね。
G:そこがそうやる人が増えてってら面白そうだなとは思いますけどね。
T:このインタビュー起こして載せて。何か気付いてくれるかが目的だから。だぶん気付くと思うこのタイミングやったら。
アルバム出してるからね。向こうのレーベルから。この説得力凄いね。ほんとに。完全自力でいってるから。
G:ダブステップの面白いとこって変なコアな部分なんすよ、変な曲作んないと受け入れられないとか。
やべえってなんないと相手にされない。まあまあ妥当ないい曲作ったところでフーンみたいな。そこが面白い。
T:そう、そこが凄いよね。かつてないくらいマニアックな部分にフォーカスされてる。人よりとにかく変わったところって。
そこが醍醐味やと思う。
G:だからポストダブステップていうあの流れも始めの時とか面白かったですよね。
T:最初は面白かったね。
G:UKってやっぱ凄いのが、若いのもそうだけど、洒落てるんですよね。シンセの入れ方とかベースの抜き方とか。
T:洒落てるね。そこで競ってる感がわかる。仲間内とか、楽しいんやろなあみたいな。普通にいかない。何故ここで止まるとか。
G:それはもうUSには絶対ないですね。
T:ないない、ドイツにもまだまだ不可能。
G:日本でもそういう派閥ができそうな感じはありますけどね。USスタイル系をやってる人だったりUKスタイルだったり。そう いう風には変わりそうですよね。
今ごっちゃになってるじゃないですか。まあでも俺はUKも、例えば最近のWARPとかも結構つまんないなって思うし。
T:バトルスがでてきたくらいからね。それでもLFOを2枚組みして出してきたから。おおって。凄えなって。
G:あれはねぇ。LFO影響受けたって言ってる自分のタイミングもばっちりハマったし。
なんかねもっとプログレッシヴなものを出すレーベルと俺は思ってたから。
T:まあダブステップのおかげで色んな音楽的なレーベルが出現したからねよかったと思う。
なかったからね。ドラムンベース以降は。ジンクがビンゴビーツでブレイクステップ始めて。2年ぐらいでピタッと止まってしまったし ね。
ダブステップは功績はでかいよね。元に戻してくれた。
G:そうですね。UKはやっぱ面白いすね。どんなジャンルでも面白いのが出てきますもんね。
T:競いあってる感が。あれが。日本的な考えでいうと普通これ売れるのかって思うんやけど、それヴァイナル切って出してくる。
G:で、やっぱそれにフォロアーがついてくるんですよね。やっぱそこが違うな。
なんかもう育ちが違うんですよね。競争率も違うし。知り合いのUKの若いディープ系のいいダブステップ作ってるやつとか、言ってます もん”僕なんか出来るとこ全然ないですよ。ネットワークも作んなきゃいけないし。DJなんか全然できないすよ。層が厚すぎて”
日本とかはちょっとやってると、やる?みたいな感じで。人数詰め込んで。
そいつなんか、やる場所がなくて。で、音楽の学校行って、それで食うしか道がねえって死ぬ気でやってる。死ぬ気でやってる人となんと なくDJ毎週やってます的な人と、やっぱねえ気持ちがね。
音楽でなんか形になんないとやべえって気持ちで。そういう人がいっぱいいると思うんですよ。
T:おるんやね。ふっとでてきて新人かと思ってページで調べたら違うもんね。
G:BODDIKAとかもインストゥルメンタルで、もっと昔からやってますもんね。タトルさんとかの世代ですよね。たぶん。
T:そんなにいってるの。納得できる音やからね。
G:TR303と909だけで作ったりしますからね(笑)やるな~ってね。
T:センスがいいんよね、こう使えるんやって。
G:夢の組み合わせみたいなね。やっぱそういう先輩みたいな世代の人がダーンといるから。いいとこついてくる人がね。
ローファーとかもああいうのポーンってやったりすると凄えなって思ったりするし。
ああいうのが生まれるべきジャンルだってあると思うし。
T:ローファー、ブレてないね。毎週レコード入れてるけど。UKベースって、曲のほんま部分部分引っ掛かるなって。そこんとこ 説明していかないと。
G:テクノとかどうなんですか?
T:90年代初頭のアシッドハウス、テクノが本来そういうとこであったんやけど。今はテクニカルな部分やアイデアは少なくて、 どっちかっていえばグルーヴ、ムードかなあ。
G:そうですよね、90年代初期のレイヴとかって俺のとこでそういうもんだと思ってて。テクノってセクションに。
で広島でレコード屋見つけていつも行ってた頃は、テクノ・セクションで、ガバもあってWARPもあってビョークも入っちゃてる。
打ち込みのものが全部入ってた。ほんと俺の中でそういう感覚だからテクノってほんとプログレッシヴなんだなって。
T:1曲4分くらいある中で、ここの部分、他は部分は嫌なんやけどここだけが面白いとか。
G:そうそう(笑)2分までかっこいいなとか。
Joy Orbisonかな、一回サンフランシスコでDJ見た時。若いじゃないですか。なんでこんな若いのに昔のアシッドとか通ってきたような音作るのこいつと か。
プレイもUKの良いダークなアシッドハウスていうかディープな部分とか。で、いい具合のポップさも入れてるんですよ。
作る曲もそういう感じじゃないですか
T:ジャイルスが始めバーンッって持ち上げて次に出した作品は毛色が違ってたからね(笑)なかなか曲者やなと思って。
G:(笑)で、やっぱロンドンの子とかそういうのがっつり分かってる。
俺のちょっと若い世代でも初期レイヴの音、皆聴いてるんですよ。MALAとかにしてもLOEFAHも。
当時聴いてるんですよ。
T:じゃあ小学生や。
G:そう、そんくらいから聴いてるんですよ、そこで育ってるんですよね。
だから前DMZで、最後の1時間くらいにHIJACKとLOEFAHが遊びでセッションみたいになって。皆初期レイヴの、 140~150くらいのブレイクビーツとかやりはじめて。
俺も1曲持ってるから混ぜてっていって。おぉい、やばいの持ってんね!みたいな。そういうのやっぱ皆通ってんすよね。
T:あの辺はやっぱちゃんと通ってるんやね。
例えば日本やったら、今回のゴスの作品しても、どのような流れでこうなってるのかって、判らないところもあるやろな。
G:ほぼ分かってないですけどね。タトルさんくらいですねそういう到達して聞いてくるのは。
T:そういう過去の作品も店やってるんやし、やろうと思ってて。そうしないと日本じゃ難しいなと思って。感覚が。
コメントだけに盛るとオヤジの昔話と取られると困るしさ、じゃあ売ろうと思ってる。
G:今、凄い説得力あると思いますよ。昔のやつとBODIKAとかあの辺並べると。
なんか去年くらいポッドキャストでその辺全部ミックスしてるやついましたね。UKの人で。Sweet Exorcistからナイトメアーズから。
UKってあん時からずっと脈々と繋がってるんですよね。
T:向こうは脈々と繋がってるからね。日本はないから。
G:そうねんですよね。
T:これからかなって感じで。だから俺はあのタイトル「NEW EPOCH」はそう捉えるんやけど。そういうとこでも捉えたいなって。
G:もちろんそういう意味も含めてですね。なんていうのかな革ジャンみたいなもんで。ヴィンテージデニムみたいなもんで。
ダブステップの一番大事なところはキープして、それを洗練させて進化させなきゃって思って。
だからそういう革ジャンはね、何十年も着れるわけじゃないですか。
T:そうそうそのヴィンテージを大事にする人もいればそれを改造する人もいる。
G:それに新しいスニーカープラスしてみたいな。
T:土台はあると。そこはほんと賛成で、ルールはあってないようで最終的に小さいルールは一つあるほうがいいと思う。多少の決 め事はあったほうが面白い。
G:そう思って、今回はダブステップのアルバムって。一時期ダブステップって言葉がバンと拡がって。ああいうのがルールみたい なのできて。
一般的にはそうなっちゃって。ダブステップって言いたくなかったてのはあるけど。逆に今敢えて、言いたい。
T:アジアはどうやったの?アジア・ツアーやってたけど。
G:アジアは場所によって、やっぱ凄い違って。マレーシアでやった時、地元のクルーがもろDEEPMIDI好きで。全員。
でやっぱディープめなものも好きで凄い盛り上がったんです。イベンター自体はドイツから移住してきて。アルハカっているじゃないです か。
アルハカが今奥さんがマレーシア人でマレーシアに住んでて。そこでパーティーやってて。で俺をブッキングして。
でその後の香港も凄いよくて。香港は去年、KODE9、PINCH、俺ゲストで呼んでて、人もすごい入ってて。2年前行った時とは全 然違いました。
あとインドネシア。
T:インドネシア?
G:バリ行ったんすよ、バリとジャカルタ。
T:どう?どんなの?
G:ジャカルタはクラブ?で。ゲイストリートあってそこにクラブあったり。そことは別でやったんですけど。
DJとかは一人はDEEPMIDI大好きって言ってくれてあとは皆US。で、一番おもしろかったのは皆をラップトップとi-PADで やってるんですよ。
T:i-PAD。そうなんかな。
G:ライブDJみたいな。ライブでもなんでもないんですけど人の曲かけて。たぶん自分らでライブって言ってるんですよ。
で俺、説教して。そんなの全然つまんないよ、リワインドばっかりって。ほぼミックスしてない。みててつまんないしって。
T:タイはドラゴンがやってるんやんね。
G:そうなんですけど・・・・・。フロアーの反応は面白かったですよ、俺がやったら序盤とかもっとディープで始めちゃうから、 何が起こってるかわからなくなる。向こうからしたらダブステップってババボボビャババボボみたいなのがダブステップと思ってるからわ かんない。前半とかは止まってる感じ。まあでも上げていくと、盛り上がる。ジャカルタはちゃんとしたいいサウンドシステム入れてて。
サウンドシステムあるから下もでるから。けどアンセムとかはやっぱわかんない。俺最近Anti War Dubとか入れたりするんですけど、
アムスとかでやるとイエーッありがとうみたいな。ワンフレーズ入れただけでもイヤーッみたいになるのに。
よっしゃーて感じでミックスして入れても誰も反応しないんだよな(笑)で、ロンドンのイギリス人の友達が今ジャカルタに住んでて。
そいつ超びっくりしてて。誰も反応しなかった!って。
T:(笑)しゃあないね、知らないから。
G:そういう意味ではDJとかライヴって良い意味で考えさせられる。こっちに住んでてたら。むこうだとそれでもういけちゃうて いうか。
イントロでフロアの人をもっていける。みんなファンだから知ってるし。こっちってないから。いかにミックスを考えなきゃいけないと か。向こうだと全然反応してくれるからやりやすいんですよ。
T:別のジャンルの人に聴かすような気分でやらないいけないか。
G:だから凄い鍛えられて、いいんですよね。で日本のコアな人もシビアじゃないですか、だからいい意味で鍛えられるというか。
ダブプレートって向こうではすぐ反応するけど、持ってる人も限られるから、やったかけてくれてありがとみたいなあるけど。
こっちで誰も知らないようなMALAのダブプレートかけても、ん~?みたいな。出たあとになってやっと反応するとか。そういう感じす よね。
T:その感じがあってこのアルバムができてるやもんね。考えて。
G:なんだかんだって凄い音楽的にしたいなってのがあったから。
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新企画!黒テン都
- 2012-01-25 (水)
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1月8日ご来場下さいましたお客様、関係者方々、有り難うございました。
次回は4月15日(日曜)に決定致しました。メンツは前回と同じく、東京から環七スピードキャッツ、レギュラーの秋葉慎一郎の狂気乱舞ドラム・ソロ、TUTTLEとRise From The DeadのKUNIOMIによるアナログ・ノイズ・ユニット懺悔、DJにMarginalMan、アキバ、deco:ONA&聖獣学園そして、もうひと組LIVEが入るかもです。開場18:30半からはまたカルトVTRを流します。
やはり抜群にカッチョ良かった環七スピードキャッツ ! 今を生きる世の女子は特に観た方がいいですよ!
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ご挨拶・年始営業開始について
- 2011-12-30 (金)
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11月27日DUBSTEP RUDE
- 2011-12-17 (土)
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さて、いよいよ今週日曜に迫りました DUBSETP RUDE !
- 2011-11-25 (金)
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驚愕のシャーマニック・グルーヴを展開する鬼才中の鬼才SHACKLETON !圧感の暴虐アナキズム表現ユニットD.D.S.!和製CANとして最も近いところに位置するBONANZAS!この個性強い三者を迎えて超スペシャル・ヴァージョンとして開催される今年の最終集会!是非ともご参加ください。強度のあるアヴァンギャルド、オルタナティヴは時として、エンターテイメントをも無用とさす威力があることを体感してください!
タイム・テーブル発表!
MainFloor
18:00 TUTTLE
18:45 SPIRALCUT
19:30 CE$
20:10 SPIRALCUT feat.溺死
20:40 BONANZAS
21:10 BEGINNER
21:40 D.D.S.
21:55 CE$
22:05 TUTTLE feat.GEBO
22:30 SHACKLETON
23:40 TUTTLE
23:59 終了
SubFloor
18:00 ENDRUN
19:00 威力
20:00 SPINNUTS
21:00 ENDRUN
21:30 威力
22:00 SPINNUTS
22:30 終了
と、SHACKLETON まででも終電間に合います。
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DUBSTEP RUDE 9/19 ROSKA 来日インタビュー!インタビュアー・TUTTLE 通訳 ・SPIPALCUT
- 2011-10-26 (水)
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10/14「HOBO」独・実験音楽ユニットTHE DURIAN BROTHERS
- 2011-10-24 (月)
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関東、関西の狭間にGOODスポット!
- 2011-08-08 (月)
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先日、大阪に見切りをつけて岐阜に引っ越したイラスト・デザイナーのKONOちんがDJ KENSEI氏といっしょに呼んでくれた岐阜の箱 EMERALDA http://emeralda.jp
ここがローカルのCLUBとは思えぬ、あまりにもクールなところだったのでここにご紹介させて頂きます。
JR岐阜駅下車。お風呂屋街・金津園とは反対方向でタクで1メーターほどの中心地に位置し、1階はそのEMERALDAが運営する味も◎の居酒屋。3階、4階がEMERALDAとなっており、メインフロアー、ラウンジフロアーとそれぞれに分離したなんとも贅沢な空間。
一見どう見ても資本が入ってそうな内装なのですが、なんと、オーナーの亀川さんとそのクルー達だけで作り上げたとのこと。まさに驚愕ですねぇ。
そしてここのスタッフ、クルー、客入ったらなんでもOKの盛り上げドンドン系ではなく、しかと「音」重視でカルチャーとしての「場」を提供する者としての意識も高く、その志にかなり力強さを感じました。 一晩が終わって、外に出た時に向こう側にドンキホーテが見えました。ん〜なんか嫌な気配と思っているとクルーのJUNYA君が察したかのように”こういうのが出てくると街のムードが悪くなってくるんですよね”と言った。この一言でここのCLUBのクルーは分かっていると思って安心しました。
例えば大阪、大資本の下品な総合店舗が出来ると決まって言うことは「これで導線が出来て人の流れが変わり、これからこのへんも盛り上がる」?????
いくら単細胞の大阪人でもいい加減アメリカ的な民衆の家畜化は気付くべき。どこが商都なのか?さらに大阪では府知事が率先して福島から引き受けた放射能まみれの瓦礫で湾岸を埋め立ててカジノを作ろうと考えてたんですから狂ってるとしか言いようがありませんが。法律にいくら詳しくても肝心のお頭の良さとは全く関係ないことが証明されました。上げ足取り屋がそもそもどこの馬の骨か分からぬ一発屋成り金どもを脇に固めて逆上せ上った挙句、浅知恵をひけらかし、好き勝手に自分らのマネーゲームやっているのが今の大阪。KONOちんは出て行きましたが、是非このような馬鹿な方向に進んでいかないことを岐阜には願います。そしてこのEMERALDAの存在は今後新しい流れを作ることになるでしょう。まだ行ったことのない人は是非。あと岐阜アンダーグランドといえばここも外せません。全国に名立たる名老舗ストリップ劇場「岐阜まさご座」。
オーガナイズしてくれたKONO、共演させて頂いたケンセイ君、お世話になったEMERALDAクルー有難うございました。
追記:追悼 ジョー山中
このEMERALDAでのプレーが8月6日広島に原爆が投下された日だったのでジョー山中のフラワー・トラベリン・バンド”ヒロシマ”をかけました。
7月に倒れて以来、危険な状態が続いていたと聞いていました。本日7日の早朝に亡くなりました。
5月のチャリティーで来ていた時には病気と闘ってる最中だったので随分とお痩せにはなっていたのですが、あの素晴らしいハイトーン・ボイスは健在でした。そういえばギャラクシーギャラリーでも「人間の証明のテーマ」をふと思い立ってかけました。浅川マキをMIXCDに入れた時もそうでしたが、またしてもこの偶然のタイミング、DJとしてなんともいえない気分です。
ご冥福をお祈り致します。
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